たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた)

Aloha! Sasaです。今回ご紹介するのは、五所川原駅から徒歩約5分の場所にある「たちねぷたの館」。青森の祭りといえば、巨大なねぶた!

青森では地域によって、さまざまなねぶた・ねぷたを観光できます。津軽地域、五所川原の「たちねぷたの館」で見られるのは、高さ23メートル、重さ19トンもの巨大なねぷた。

想像をはるかに超えた大きさは、圧倒されるほどです。2018年、たちねぷたの館へ行ってきました! たちねぷたの館の、イベント、入場料、駐車場、お土産、所要時間など、ブログですべてをご紹介します。

左 hawaii-fish

青森といえば、ねぶた祭り! 津軽地域・五所川原の祭りは、たちねぷた! たちねぷたの高さはなんと、23メートル! たちねぷたの館で年中見られる。

駐車場はたちねぷたの館のすぐ裏に

たちねぷたの館(青森の祭・駐車場図)

立佞武多の館(たちねぷたの館)に到着しました! たちねぷたの館には、有料の駐車場があります。駐車場がある場所は、たちねぷたの館の真裏。たちねぷたの館への入場やお土産の購入で、2時間の駐車料が無料になります。

たちねぷたの館(青森の祭・駐車場)

こちらが、立佞武多の館(たちねぷたの館)の裏側。旗がたっている、道路を挟んだところに駐車場があります。すぐにわかりますよ。

たちねぷたの館に入るとすぐに、巨大なたちねぷたが!

たちねぷたの館(青森の祭・外観)

立佞武多の館(たちねぷたの館)の入口です。たちねぷたの高さは23メートル。祭りのときにはここから、たちねぷたが出陣します。たちねぷたが入るだけあり、すごい高さの建物!

たちねぷたの館(青森の祭・入口)

さっそく、中へ入りましょう。

たちねぷたの館(青森の祭・入口のたちねぷた)

入口すぐのところで迎えてくれるのは、大きなたちねぷた!

たちねぷたの館(青森の祭・入場料)

たちねぷたの館の入場料は、大人600円。団体割引などもあります。

たちねぷたの館(青森の祭・入場料2)

青森の五所川原エリアを観光するなら、たちねぷたの館も観光できる、セットの周遊券がお得です。

たちねぷたの館から徒歩圏内の観光スポット「たちねぷたの館」「吉幾三コレクションミュージアム」「太宰治思ひ出の蔵」の、周遊チケットは大人1,100円です。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた衣装)

たちねぷたの祭りで着る衣装を実際に着て、写真を撮れるコーナーもあります。

たちねぷたの館(青森の祭・展示室入口)

たちねぷたの館の展示室入口です。

たちねぷたの館(青森の祭・展示室入口の下絵)

たちねぷたの館の展示室入口には、たちねぷたの下絵がありました。

たちねぷたの館の構造はスロープ式、たちねぷたを全部見られる!

たちねぷたの館(青森の祭・エレベーター)

たちねぷたの館の展示室に入ると、エレベーターがあります。

たちねぷたの館(青森の祭・スロープ)

エレベーターで4階へあがります。4階から1階まではバリアフリーのスロープになっています。上から下へ、ゆっくりと歩きながらたちねぷたを見られる!

たちねぷたの館の構造は、高さがあるたちねぷたに合わせて作られています。

高さ23メートル・圧巻のたちねぷた!すごすぎる!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた1)

4階へ上がりました。さっそく上から見てゆきましょう。数台のたちねぷたが並びます。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた1-2)

23メートルもある、たちねぷた。上から見ると、ねぷたの顔が。迫力があります。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた1-3)

4階から見た、たちねぷた!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた1-4)

たちねぷたの館の館内は、ねぷた祭り同様に照明が暗くなっています。暗闇の中で明るく灯るねぷたは幻想的!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた1-5)

たちねぷたの館のおもしろさは、たちねぷたをさまざまな角度から見られるところにあります。こちらは、上から見たたちねぷた。それでは、同じねぷたを下から見てみましょう。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた1-6)

先ほどのねぷたを下から見ると、こんなかんじ! 高さがありすぎて、上を見きれない! 

炎に包まれるたちねぷたも。迫力ある!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた2)

たちねぷたの館では、祭りのときには見られないほど、近くでたちねぷたを見られます。こちらは、4階から見た、たちねぷたの顔。たちねぷたの色彩もきれいですね。アーティスティック!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた)

横から見た、たちねぷた。美しいですね。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた2-2)

上から下を見下ろすと、こんなかんじ。すごすぎる!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた2-3)

たちねぷたの顔もそれぞれ。おもしろいですね。

鬼のたちねぷた

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた3)

再び、4階から見てみましょう。鬼のたちねぷたもありました! 燃えている!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた3-2)

正面から見た鬼のたちねぷた。すごい迫力です。圧倒されます。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた3-3)

たちねぷたの裏もアーティスティック! それぞれに、こだわりが感じられます。見応えある!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた3-4)

炎の張り子の表現がすごいですね!

女性の姿のたちねぷた

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた4)

再び4階へ。たちねぷたの館の展示室は、4階から1階までスロープ状になり、エレベーターも自由に利用できます。何度でも、たちねぷたをいろいろな角度から鑑賞できる! こちらは、女性の顔のたちねぷた。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた4-2)

たちねぷたの近くに接近。ほんとうに、至近距離で見られておもしろいです。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた4-3)

今度は、1階へ下がってみましょう。女性の顔のたちねぷたを下から見ると、こんなかんじ! 先ほどの顔が左側にあります。高さがすごくて、上を見きれない!

五所川原たちねぷたがわかる、スクリーン上映

たちねぷたの館(青森の祭・スクリーン上映)

たちねぷたの館では、たちねぷたのことに詳しくなれる「スクリーン上映」もあります。上映時間は約8分。約30分おきに上映されています。

たちねぷたの館(青森の祭・スクリーン上映2)

たちねぷたに詳しくなれる、たちねぷたの館のスクリーン上映が始まりました。右にあるのは、たちねぷた。展示室の壁がたちまちスクリーンに。

大きすぎる!たちねぷたを写真で撮ってみると、こうなった!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた全1)

たちねぷたの館は、青森で絶対に見たい、おすすめの観光スポット! たちねぷたの館の展示室1階へ降りてきました。それでは、再び、たちねぷたを1台ずつ、下の台車部分から見てゆきましょう。

たちねぷたの重さは19トン。重量を支える台車は重要です。近代的な作りの台車は、がっちりしていますね。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた全1-2)

上へと見て行きましょう。台座に描かれている文字「漢雲」は、天の川という意味なのだそうです。ねぶた祭りの起源は、七夕の灯籠流し(眠り流し)という説があります。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた全1-3)

たちねぷたの中間です。たちねぷたの顔は、ずっと上!

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた全2)

こちらが、たちねぷたの顔! ようやく見えました。1台を4段階で、やっと写真に収められました。なにしろ、高さが23メートルですから。

たちねぷたを見上げると、すごい

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた全2-2)

続いて同じように、数台のたちねぷたを下から見てゆきましょう。たちねぷたを下、中、上、と段階的に写真で撮影してみました。まずは、台車部分。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた全2-3)

少しずつ、見上げてゆきます。こちらが、たちねぷたの中間です。

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた全2-4)

上を撮影します。かなり首を水平にしないと、たちねぷたの一番上まで見られません。たちねぷたが大きすぎて、写真撮影が!

青森のねぶた・ねぷたの起源は?

ねぶたとねぷたの違いは、地域による呼び方のちがいです。ねぶた・ねぷたの起源の説は、3つ考えられています。

  1. 収穫期の眠気を払う「ねむり流し」として、人形や灯籠を睡魔に見立てて川や海へ流していた説。
  2. 津軽藩主が都の人を驚かせるために、大きな灯籠を作らせた説。
  3. 坂上田村麻呂が陸奥征討のときに、蝦夷をおびき出すために大きな灯籠人形を作り、笛や太鼓ではやしたてた説。

ねぶた・ねぷたの発展と、たちねぷたの復元

ねぶたの灯籠の大型化が始まったのは、江戸時代から。明治ころまでは電線がなかったので、たちねぷたのように、高さのある「ねぶた」でした。大正時代に電気が普及し、電線が作られるように。

電線があるために、高さのあるねぶたは、低くて横幅のあるねぶたへと変化してゆきました。五所川原市のねぷたも同じように、電線の普及により、低い小型のねぷたへ。やがて、独自では作らなくなり輝きを失いかけます。

そんな中、昭和54年に明治時代のねぷたの写真が、平成5年には図面が五所川原市で発見されました。

平成8年、有志により、ついに明治時代の「高さがあるねぷた」の図面や写真をもとにした、巨大な「たちねぷた」が復元されました。

たちねぷた復元のもととなった、貴重な設計図

たちねぷたの館(青森の祭・設計図)

たちねぷたの館では、たちねぷたの復元のもととなった貴重な資料も見られます。

こちらは1993年(平成5年)に五所川原市で発見された、明治末から大正初期のものと推定される、たちねぷたの図面。台座の下部と思われる図には、寸法が書きこまれています。

たちねぷたの館(青森の祭・設計図2)

同じく五所川原市で発見された、明治末から大正初期のものと思われる、たちねぷたの設計図です。たちねぷた運行のための台車も書かれています。

たちねぷたの館(青森の祭・復元図)

1996年(平成8年)に、有志による「たちねぷた復活」のときに描かれた下絵です。明治時代のねぷたの写真を参考にして描かれたそうです。

五所川原のご当地グルメ、赤〜いりんごのソフトクリーム

たちねぷたの館(青森の祭・赤いりんごのソフトクリーム)

たちねぷたの館で食べられる、五所川原の地元グルメ「赤〜いりんごのソフトクリーム」400円。果肉も赤い、甘酸っぱいりんごのソフトクリームは絶品でした。

たちねぷたの館(青森の祭・赤いりんごのりんごジュース)

たちねぷたの館では、果肉も赤い、赤〜いりんごのりんごジュースを買うことができます。果肉が赤い「赤〜いりんご」は、世界的にも珍しいのだそう。

解体した、たちねぷたの紙で作る!ねぷたライト作りの体験もおすすめ

たちねぷたの館(青森の祭・体験工房)

たちねぷたの館で体験してみたいのが、解体したねぷたの紙を使った「ねぷたライト」「ねぷたうちわ」作り。たちねぷたの館の5階にある、工房かわらひわで製作します。

たちねぷたの館(青森の祭・ねぷたライトなど)

ねぷたライトは約60分1200円、たちねぷたうちわは30分位で500円。金魚ねぶたを作ることもできます。たちねぷたの紙を再利用して、世界で唯一の作品を作ってみませんか?

たちねぷたの館(青森の祭・ねぷたライト)

実際にたちねぷたに使われた紙を使うので、ねぷたライトはそれぞれが個性的に。たちねぷたの館の、観光の記念にもおすすめです。

たちねぷたの館(青森の祭・金魚ねぷた)

かわいい金魚のねぷた作りも体験できます。子供の夏休みの自由研究などにもよさそうですね。製作時間は約60分、1,200円です。

たちねぷたの館(青森の祭・ねぷたうちわ)

たちねぷたの館で、自分だけのオリジナルうちわを作ってみましょう。こちらも、実際に運行された、たちねぷたの紙を使って作ります。青森の旅の記念に、いかがですか。

青森(五所川原)のねぷた「立佞武多の館(たちねぷたの館)」詳細情報

  • 入場料:大人600円、高校生450円、小・中学生250円、未就学児は無料
  • 営業時間:たちねぷた展示室 9:00〜19:00(10月-3月は9:00〜17:00)営業時間は館内施設による
  • 休館日:1月1日
  • 駐車場:有料あり(入場や買物により2時間無料)

たちねぷたの館(青森・ねぷた)公式サイト

たちねぷたの館は、たちねぷたを春夏秋冬楽しめる!青森のおすすめ観光スポット

たちねぷたの館(青森の祭・たちねぷた5)

青森の観光におすすめの、五所川原「立佞武多の館(たちねぷたの館)」をご紹介しました。青森のねぶたに、弘前のねぷた、五所川原のたちねぷた。

ねぶた・ねぷたを夏に見逃してしまった、というかたにもおすすめの観光スポットです。春夏秋冬楽しめる、五所川原「立佞武多の館(たちねぷたの館)」。

たちねぷたの館には、展示室のほか、食事を楽しめるレストラン「展望ラウンジ」、たちねぷたの製作を見学したり製作参加体験ができる「たちねぷた製作所」、お土産コーナーなどもあります。

たちねぷたを見るのもよし、青森のお土産を買うのもよし、たちねぷた作りを実際に手伝ってみるのもよし。たちねぷたの展示室を見る所用時間は、約1時間。

ゆっくりとたちねぷたを鑑賞したいかたは、約2時間の所要時間を見ておくとよいでしょう。青森のねぶた・ねぷた観光の参考にしてみてください。

左 hawaii-parakeet

五所川原のたちねぷたの館は、迫力満点!大人も子供も楽しめるよ。出かけてみてね。

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